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【昔のほうが大変だった】専業主婦が家事育児に疲れたっていうけれども…

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13274156853

こちらは知恵袋に投稿されていた質問です。

昔のほうがワンオペ家事育児が大変で当たり前な風潮でしたが、今の専業主婦は「ワンオペの家事育児に疲れた」と声を上げがちと思われる方もいるようです。

それはなぜなのか・何が違うのか・・・ですが、

答えは「大変と言う場所・環境がなかったから」です。

目次

昔の専業主婦は「大変」と言う場所がなかった

昭和や平成初期の子育てにおいては、専業主婦の場合、家事育児はワンオペでするものが当然という風潮でした。

それに加えて、「一人で家事育児全部するの大変だよね~」という環境がなかったから、文句を言えなかった・いうことができなかったからと考えられます。

今みたいにSNSがこんなに発達していません。

誰でも気軽に好き勝手呟く媒体がありませんでした。

実際には本当に大変だったと思いますよ?

今みたいに、食洗器やお掃除ロボットのような家電製品はないですし、子供の一時預かりなども少ないですし、レトルトの離乳食も数がありませんでした。

ですが、「一人で家事育児をするのが当然。みんなしている」というのがデフォルトで、そうした愚痴や文句をいろんない人に発信する環境がなかったのです。

もし仮に、昭和や平成時代に気軽に呟けるサービスが発達していれば、当時の専業主婦も文句を垂れ流していたかもしれませんよ。

そのぐらい大変だったと思います。

昔の専業主婦がワンオペ家事育児を大変と言わなかったのは、

  • 大変なのが当然でみんな便利なグッズがなくて平等に大変だった
  • 大変なことを吐き出すツールがなかった

という状況下だったからです。

今の専業主婦が家事育児を大変と言う理由

では、昔よりはるかに楽をできているであろう専業主婦が「家事育児が大変!!」と言う理由は何でしょうか?

理由は、

  • 現在の「当たり前・普通の基準」は変わっている
  • 気持ちを呟く・吐き出す媒体が発達している
  • 専業主婦全員がすべての便利さを享受できるわけではない
  • 高齢出産も増えている(体力的な問題)
  • 核家族で親の支援が一切ない人も中にはいる

などが考えられます。

現在の「当たり前・普通の基準」は変わっている

今の専業主婦は電化製品・行政サービスの充実という便利な環境が当たり前になっており、今と比べれば大変だった昔の環境を知らないし、知ろうとしないし、経験できないからです。

昔はもっと大変だったといわれても、想像がつかないのです。

食洗器やお掃除ロボット、幼稚園や一時保育、レトルトの離乳食などがあるのが当然でデフォルトになっているため、そのうえでまだしなければならない家事育児について大変と感じるのです。

昭和や平成時代にワンオペ家事育児をしてきた世代からすると、考えられないでしょうが、今の家事育児においてはこの便利さがデフォルトになっているのです。

気持ちを呟く・吐き出す媒体が発達している

また自分の気持ちや考えを発信できる場が昔よりはるかに多いので、目につくことが多いのも理由だと思います。

言いたいことがなんでも言えるツールがたくさんあるので、いろんな人が情報を見ることができます。

なので、専業主婦が大変という意見もよく見えてしまいますよね。

専業主婦全員がすべての便利さを享受できるわけではない

便利なグッズがたくさんありふれていますが、すべての専業主婦がその便利なものを使えるわけではありません。

食洗器やお掃除ロボットも高いです。一時保育も高いです。レトルトの離乳食も毎食使っているとかなりの額になってきます。

専業主婦全員が経済的に豊かと言うわけではなく、自由に使えるお金も少ない方もいます。

「専業主婦は大変なのよ!!」という人の中には、お金がなくて食洗器が買えず、共働きで自由に使えるお金がある人をねたんでいる人も中に入るのかもしれません。

高齢出産も増えている(体力的な問題)

高齢出産も増えていますよね。

専業主婦に限った話ではないかもしれませんが、家事育児にはかなりの体力が必要です。

20代前半で出産して家事育児をしている人よりも、30代後半~40代で出産して家事育児をしている場合では、やはり体力が違います。

高齢になるとやはり大変なので、専業主婦大変発言がよく出てきます。

核家族で親の支援が一切ない人も中にはいる

今は核家族が多く、同居や家が近いということも少ないです。

また、近くでも親が高齢で援助・支援してもらうのが難しいということも。

家族一体となって助けてもらえないため、ワンオペ家事育児が大変な時があります。

今の専業主婦は恵まれているといわないで…

昔と比較すると今の専業主婦の家事育児の子育ては、環境的には恵まれていると思います。

ですが、

  • 高齢出産
  • すべての人が便利なグッズを使えるわけではない
  • 物価は高くなっている
  • 子育て・家事の大変さの感じ方は人それぞれ

という点も踏まえると、今の子育ても大変と言えば大変なのです。

かくいう私も平成初期に子育てをした専業主婦の母から「あんたは恵まれとる!私の時はこんなのなかった!!」と何度も何度も言われてました…。

ですが、大変と感じるボーダーラインは変わってきますし、大変かどうかは人それぞれなのです。

少しでも、大変さが楽になりみんなが家事育児をしやすい環境になっていけばそれでいいんじゃないんですかね。

「昔は大変だった、今の専業主婦は甘えている!」なんて言っても何も生まれないですし、分断が生まれるだけです。

時代・考え方・価値観は変わります。人それぞれです。

まとめ

昔は

  • 家事育児のワンオペが当たり前だった
  • 大変なことを言う環境がなかった

ために、今の専業主婦がわがままに思えてしまうこともあるということですね。

ですが、昔も本当に大変だったと思います。

今の専業主婦は甘えすぎ!!と分断する必要はないのではないでしょうか。

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