今どき年収600万で専業主婦と子供養えますか?
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12277288882
上記は知恵袋で質問されていた内容です。
共働き世帯のほうが多い今どきですが、年収600万で専業主婦と子供が不自由なく生活できるのか、気になりますよね。
できることなら働かず、工夫して育児・家事をしたい女性も多いはず。
年収600万は日本の平均年収400万程度を大きく上回っていますので、すごい年収でしょう。
ですが、子供などがいる場合はどうなのでしょうか。
ネットやSNSでは、なんとか節約してやっている方もおられますが…
結論から言いますと、
地方なら、幼稚園や認定こども園までは可能です。貯金や自由なお金もあるでしょう。
ただ生活はできるけど、私立の学校や大学に行かせたい場合にはかなり厳しいです。
以下、「この理由」と「どういう場合なら年収600万でも楽な生活になるか」を具体的にお伝えします。
また「どういう生活になるのか」もお伝えします。
【理由】なぜ年収600万で専業主婦と子供が養えないのか
【理由①】大学まで行かせたい場合には計画的な貯蓄が必須
大学にかかる費用(学費)は4年間で約250万円、月にして約5万円ほどになります(国公立大学の場合)。
年収600万の手取りは月37~40万ほどです(扶養や控除によって異なる)。
家賃や住宅ローンによりますが、例えば岡山市北区で2LDKのマンションを賃貸すると8万ほどかかります。
項目 | 費用 |
住居費 | 8万 |
光熱費 | 2.5万 |
通信費 | 1万 |
保険料(自動車保険など含む) | 2万 |
車関係(車検代・ガソリンなど) | 2万 |
食費 | 8.5万 |
日用品 | 1万 |
医療費 | 1万 |
娯楽費など | 3万 |
こんな感じで、無理に節約をしない生活をした場合は、ざっと合計30万円です。
ここから大学費用の5万を引くとほぼ手取りになります。
ちなみにこれは学費だけの金額です。教科書代や通学費などはもう少し必要になります。
なので、
- 下宿生や私立大学の場合
- 子供が2人以上
- 家賃の上昇(2LDK→3LDK)
などの要素が加わるとさらに厳しいことが予想されます。
まだお金のかからない時期にしっかり貯金する必要があります。
貯金ができない場合は奨学金かも…
予期せぬ出費や計画通りにいかないことが多いのが「家計」ですので、なかなか貯金ができないこともあるでしょう。
自宅から通える範囲に行きたい大学がない場合、下宿になりますがかなりの費用が必要で、奨学金が必須になってくるかと思われます。
学費+生活費で奨学金が必須になりますね。
奨学金は便利ですが、子供が借金を負うことになります。
社会人に出たときから数百万の借金を背負わせた状態でスタートさせるのはつらいかなと思います…。
【理由②】都心部(23区、大阪市中心部)は幼稚園でも厳しいかも?
例えば東京都千代田区で2LDKのマンションを賃貸すると平均で30万ほどするようです。
ほぼ手取りになってしまうのでアウトです…。
部屋のグレードを下げる(1LDK)などの工夫が必要です。
どういう場合なら年収600万でも専業主婦と子供が養えるか
田舎で実家持ち家や同居なら貯金がしやすいかも
- 家賃がめちゃくちゃ安い
- 同居で家賃がいらない
場合は、余裕があるので貯金ができ大学費用が貯められます。
この場合、貯蓄がしっかりできれば下宿生になっても国公立大学なら奨学金をかりずにすむかもしれません。
ただ、同居となると精神的にしんどいかもしれません。
大学にいかず高卒で働くつもりならいけるかと
大学に行く選択をせず、高卒で働くというのであれば大学費用貯める必要がないので全然余裕です。
どういう生活になりそう?
美容代はどのくらい使える?
大学費用を貯める場合は、月に5万円ほど貯めておくべきですし、下宿生になる可能性も含めるともっと貯蓄しておくべきです。
そうなると、美容代などにあてられるのは、娯楽費から取り1万円弱かなと予想されます。
毎月美容院でカラー、トリートメント、数ヶ月にストパーとかは難しいですね。。
ネイルも難しそうです。
注文住宅は建てられる?
貯金しなくていいのなら建てられる可能性があります。
ですが、ローンは組めますが組める額と返せる額は別物です。
注文住宅は極めれば極めるほど価格は上昇していきがちです…
地域とホームメーカーによりますが、例えば岡山県の建築費用の平均は約4,000万です。
そこに土地代、諸経費などを足すと5,000万ほどする場合も…。
金利等無視しても月に12万ほどの返済があります(35年ローンの場合)
この場合、頭金で1,000万ほど出すのなら月々の返済が10万を切ってくるかと思いますが、それでも大学費用を貯蓄したいのならかなりきついでしょう。
専業主婦でいたいのなら
専業主婦かつ子供を大学まで行かせたいとなるとどうしても生活に制限がかかってきます。
この場合、
- 実家や義実家で生活する
- 習い事は何個もさせず安く、地元のスポーツ団とかにする
- 高校までは公立
- 扶養内でいいので月8万ほど働く
などの工夫がどうしても必要です。
子供の教育費をどこまで用意したいかがすべてですが、
都内で年収600万専業主婦は住居のグレードを下げざるを得ないし、下げたとしても大学は奨学金が必要かなと。
地方では、日々の生活はできるが大学が下宿になる可能性があることを考えると計画的な貯蓄が必須です。
扶養内で無理のない範囲で稼ぐというのが1番現実的かと思います。
一切働きたくない!というのなら話は別ですが、週3日ほど数時間働くのもいい気分転換になるかもしれませんよ~!
むしろ逆にラッキーな層だと思います。
扶養内で週3日ほど働くだけで日々の生活がかなり楽になる層です。
扶養内でも働いているだけで「専業主婦なんて…」と気にしなくて済むようになりませんか?
外で働くのがしんどい場合は、在宅ワークなどを探してみるのも一つの手です!
または、大学に行く選択肢を取らないのであれば、地方で年収600万で専業主婦と子供はゆとりがある生活ができると思いますので気にする必要はありません。
よくある質問
- 世帯年収500万とかで庭付きの家を建ててる人もたくさんいるけど?
-
確かにいます。
なぜこの年収でこの家が建てられるのか謎な家庭はたくさんいます。
自分の経験になってしまいますが、私は岡山の県北出身です。
新興住宅街で、新しくきれいなお家がたくさん建っている時代でした。
ですが、小学校の卒アルをみてふと思ったことがあります。
みんな大きな家を建てている中でも大学まで行った人はクラスで数えるほどの数人だったということに。
家は自分たち家族のために建てたいけど、将来大学まで行くかは分からないから教育費は後で考える。
そんなご家庭が多いのかもしれません。
別に私は大学に絶対に行かなければならないとは思ってないですし、自由だと思っています。
ですが、子供本人が行きたいと思った時に経済的な理由で行けなくなるのは可哀想だなと思う派です。
家も居場所として大切です。もちろんです。
ですが、価値観は人それぞれ。
どこにお金をかけたいか。それだけですよね。
- 家にお金をかけたいのであれば年収600万で可能な範囲でローンを組み、家を建てて、教育費などは後で考える。
- 教育費のために無理な注文住宅は建てずに、賃貸やグレードを落とした家にするなど。
年収600万で専業主婦。
できなくはないですが、子供がいてまたは子供を希望してどこまで教育費に課金したいか…になりますね!
まとめ
子供が大学に行くまで専業主婦を貫く場合、、
地方で子供が1人で家から通える国公立大学にいくならギリ可能!!て感じですね。
もちろん、塾や習い事はなしで、貯金をしっかりした場合です。
- 都内や関西など家賃の高い地域では住居のグレードを下げざるを得ない
- 美容代などは厳しい
- 注文住宅はかなりの頭金を用意すべき
です。
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